7年ぶりに書き込みます。 どうも、Yです。
ブログに移行したためHPの更新は止まりましたが、サイトとしては動いていますのでこっそり書いています。 姫からは少し落ち着いたところでブログに書き込みがあるでしょう。
2018年3月3日土曜日午前1時30分、 コタが息を引き取りました。 15歳8ヵ月の命でした。
3/2、私は仕事で忙しかったのですが丁度キリがよくなったので早く帰ろうと思い、残っている仕事を投げ出して定時を少し過ぎたところで職場を出ました。 その時「コタの調子が悪そう」との連絡を受けました。
朝はいつものようにご飯を食べていたけれどもお昼からは殆ど食べず、糞もせず、具合が悪そうに細い目をしているということでした。 急いで帰るとまさにその状況で動きも鈍い状態でした。
2017/08/26に倒れて寝たきりになってからも食欲だけは衰えなかったコタですが、お腹が減っているはずなのに餌を見せてもまったく反応がありません。
元気な頃はあまり触らせてくれなかったコタですが、倒れてからは手のひらの上の方が落ち着くようで、この時もコタに用意したベッドに寝かせてもバタバタともがくのでずっと手のひらの上で見守っていました。
3/3は4週間毎の定期検診の日でしたので、先生に診てもらおう。 先生に診てもらえれば直ぐに良くなって元気になるぞ。 そう思っていました。
日付を超えたころ、コタが大きく口を開けて舌を出すようなしぐさをするようになりました。 ペリットを出そうとしているのかな? 苦しそうですが何もしてあげることが出来ず「頑張れコタ」と声を掛けて見守るだけでした。
しばらくそのしぐさを繰り返していましたが、少し落ち着いたと思ったその時、突然コタが大きく目を見開きました。 お、どうしたコタ?元気になった? その瞬間力を失い、小さく呼吸していた時に感じていた微細な動きが止まるのを感じました。 命の火が消えたのが分かりました。
コタは姫の手のひらの上で静かに息を引き取りました。
いずれ来ると分かっていたこの瞬間。 13歳で飛行能力が落ち、14歳で飛ぶことが出来なくなり、15歳になってからは寝たきりになって、そろそろ心の準備をと思ったことは幾度かありました。 しかし、心の準備をすることなど出来ずにこの瞬間を迎えてしまいました。
小型フクロウの寿命は10〜15年くらいといわれていますが、小型の中でもさらに小さなヨーロッパコノハズクのコタがここまで生きてくれたのは本当に幸せなことです。
動物堂アウルルーム、のんびりHP、そこに集っていた先輩飼い主のHPやご助言の数々、何度もコタを助けていただいたリトルバードの小嶋先生やスタッフの皆様、いろいろな方の力を借りてそのおかげでこれだけ長くコタと幸せな時間を過ごすことが出来ました。 関わって下さった皆様には感謝してもしきれません。 本当にありがとうございました。
そしてなんといってもコタの性格。 好奇心も食欲も旺盛で、おおらかで活発で自由奔放で、いい飼い主とは言えなかったでしょうそんな私たちをも受け入れてくれるコタ性格のおかげだったと思います。
思い返せば初めてコタに逢ったあの時。 ペットショップの最下段で、ウサギが飛び跳ねる隣の鳥かごの中で何事もないかのように寝ていて、餌を上げようとかごを開けると店内を飛び回るもちゃんと店員さんのもとにやってきて餌を食べて、そしておとなしく鳥かごに戻される。 まさにコタの性格を表している出来事だったのかもしれません。
そんなコタにあまりストレスを与えずいい環境を提供できたのではないかと、幸せに過ごしてもらえたのではないかと思っています。 コタには幸せだったと思ってもらえたでしょうか。
2002/08/10にコタを迎えてから、私たちはとても幸せでした。 コタ、本当にありがとう。 ゆっくり羽をのばしてね。
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No.578
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