今日は念願のわかさぎ釣りに初挑戦!
釣りたてを天麩羅で…何匹おなかに入れる事ができたのか。
榛名湖へのおでかけです。
当初は電車で行こうと予定していたのですが、とんでもございません!電車だと東京から新幹線で
高崎まで行き、更にJR吾妻線で渋川駅へ、そこからバスで伊香保温泉にいき、乗り換えて更に
バスで榛名湖まで、と時間もお金も車よりかなりかかり、行くだけで疲れてしまいそうです。
…1泊予定だったらいいかもしれないですが、急遽レンタカーを借りての出発になりました。

←これが、そのデミオくんです。借りたのが出発当日の数時間前で、チェーンも必要だったので、
空いている車があるか心配だったのですが、なんとかゲット!今回の一番の功労者です。
出発は朝の4時30分。まだまだ外は真っ暗で、空には星が輝いていました。まぁ、天気は良さそう
だなと一安心。本当は4時には出たかったのですが、いやぁ…起きれないもんですね(笑)
車で関越を北上し、渋川伊香保インターで降り、伊香保温泉街を抜けて榛名湖へ向かいました。
いつも混んでいる環八も、この時間なら快適に飛ばせました。さっき作ったばかりのおにぎりを朝ご飯代わりに1つつまんで
すっかり遠足気分!予定では3時間のドライブになるはずなので、7時半には雪の上です。
関越はもちろん、渋川伊香保で降りても、雰囲気は東京と変わらず。
もちろん雪もありません。ホントにこの辺でわかさぎが連れるのかちょっと心配…と思っていたら
榛名山を上り始めた途端に世界が雪景色に変わり、車もチェーン無しでは進めません。

装着場が分からなかったので、少し余裕のある道端に止めてチェーンを巻く事にしました。
同じような人が多いみたいで、次から次とわきに止める車が目立っています。

榛名湖に続く峠道は、バトル禁止の為にうねっていて、雪+うねりでとっても怖かったです。
到着したのは予定通りの7時半くらいでした。でも、すでにわかさぎ釣りは始まっていて
氷上には沢山のテントや人達で賑わってしました。
さっそく近くのお店に入り、釣り道具を一式借りました。←(白樺亭)
同じようなお店が沢山続いていてるので、どこに入っていいのかわからなかったのですが、
値段はどこも同じような金額のようです。

たまたま駐車したところに、予約した人と間違えて声をかけられたのが、白樺亭のお店の人!
この人に声をかけられたのが運命の分かれ道!と言っていいほど、
このあと白樺亭さんにはお世話になりました。
借りた道具は、まず「ドリル」(¥2000)→です。先に刃がついていて
グルグルとまわしてガリガリと氷を削って穴をあけます。

もうすでに穴が沢山あいているので、その穴を使えばこのドリルは
必要ないのですが、やっぱり、ほら!これがやりたくてっていう感じですよね(笑)
その穴に浮いている氷の破片をすくう「網」(\300円)が
←これです。

ちゃんと氷の破片をすくっておかないと、わかさぎがつれても
その破片にあたって、落ちてしまうので、これは必ず用意しましょう!
そして、これがちょっと分かりにくいのですが、「釣り竿」(¥500)→です。
大体40cm位の長さで、柄に近いところに糸が巻いてあり、餌をつける針は
5つと重りがついていました。

「餌」(¥300)は小さなワームみたいな虫で、わかさぎ釣りのポイントの1つに
餌はこまめに変えるという事があるようなので、沢山買ったほうがいいようです。

また、初心者の私達を見兼ねてか、これも使いなさいと、長靴とソリをかしていただきました。
お兄さんの好意だったので、値段はわかりませんが、この2つも絶対に用意したほうが◎です!
お兄さんありがとう!!
そして、ドリルを使って私専用の穴を開けました。←いやぁ…けっこう重労働(笑)
回し続けて3分くらいで穴は開きましたが、寒かった体がポカポカしてくるくらいの
運動量です。

氷の厚さは30cmくらいでしょうか、氷の層がとっても綺麗でした。

そりゃー湖の上だもんなぁ・・・そのくらいの厚さがなければ、人はのれないよなぁ…

さぁーって、さっそくわかさぎ釣りだぁ!!
…2時間・・・ピクリともしません。(笑)

「やっぱり初心者は難しいのかな・・・」
「うん…おにぎりでも食べる?」
・・・
「移動したほうがいいのかな・・・」
「うん…お菓子でも食べる?」

こんな会話が続きます。浅い方(水深4m位)で釣っていたのですが、全く反応がなく、周りをみても釣れてなさそうなので少し悲しくなりました。
でも、そんな中で、なぜか一頭の犬が近づいてきて、まるで私達の飼い犬のように、ずっと近くにいてくれたのが、せめてもの慰めでした。
それが↓です。ほんとに1時間近くはいてくれてました。ちなみに名前は「ゴン太」と名づけました。(勝手につけるなって感じですね)
ちなみに右は私です→
この日は暖かく風もなかったのですが
とにかく厚着をしていったほうがいいです
とくに手と足の指先を温かくする必要大です。
触ると嬉しそうな顔して喜びます↑
このテントは持ってきたものです←
まるで番犬のように見守ってくれます。
そして、ここからが白樺亭さんありがとう!!の連続です。
雪の上にいるせいもあって、トイレに行きたくなり、どこのお店で借りてもいいのでしょうが、
何となく釣具を借りた、白樺亭さんまで戻ったのが、ラッキーでした。

お店の人に「この時間帯だと、どの辺りが釣れるのでしょうか」と全く釣れなかったので、聞いてみたところ、
「せっかく来たのに釣れないとかわいそうだから」とお店にいた女の人が(以下・みっちゃん)
魚群探知機を持ち出して、魚がいるかどうか確かめてくれました。

私達がいたところは予想通りですが、全く魚影が見えず、移動してみようという事になりました。
何箇所か場所を飼えては、魚影を確かめたのですがなかなか映らず
釣りができる一番深い所(水深14m位)まで行く事になりました。


湖が全面凍結するのが、1月中旬から下旬にかけてで、わかさぎ釣りが楽しめるのはそれから、だいたい1ヶ月くらいだそうです。
私達が行った2月23日は、わかさぎ釣り終了まで1週間しかなかったので、わかさぎ自体も少なかったようです。
また、
活性時間は朝の6時〜7時くらいだそうで、ちょっと来るのが遅かったみたいです。

わかさぎの釣り方(水深14m)

まず、
餌は必ず切れ目を入れて、臭いが出やすいようにします。(達人達は糸きりはさみを使用)
そして、
重りが下に付くまで糸を垂らします。そこでなめらかに縦に2、3度竿先をゆらし、ピタっと止めます
このピタが大切です。それから
ゆっくりと竿を上にあげ、当たりをまちます。
↑の繰り返しなのですが、わかさぎがかかったら(不思議とわかります)急いで糸を全部あげ(この時
からまないように注意です)わかさぎだけ外し、またいそいで湖の中に糸を垂らします(わかさぎは群れで
泳ぐので、辺りにまだ沢山いるからです)

みっちゃんと、そのお仲間の達人達に教えて頂き、午前中では考えられない程、腕を上げました。
1度釣れるたびに感がよくなってきて、「きた!」と感じた時は必ず釣れていました。

わかさぎの数にも比例していて、2時間くらいだったと思いますが、その間で18匹(二人で)釣りました(嬉)
釣りって釣れないとつまらないけど、釣れると本当に嬉しくって、楽しくって…いいですよね。
シーズン初めの頃だと、竿についた針全てにかかる事もあるようで、多い人だと1000匹近く釣る人も
いるそうです。初心者でも、結構連れるとの事なので、来年は早いうちに行こうと思っています。

わかさぎ釣りに行こうと考えている初心者の方は、恥ずかしがらないで聞くのが一番です。お店の人も
そうですが、一見、怖そうというか…何というか(すみません!)そいいう達人達は、本当に丁寧に
教えてくれます。榛名湖と赤城大沼でわかさぎを釣っている常連さんたちは、みっちゃんも含めて
みんなお友達のようです。榛名湖に行った際には「白樺亭」をお薦めします。
深い所には、みっちゃんの釣り仲間の「わかさぎ釣りの達人達」がいて、さすが、達人です。納得がいく数ではないようですが、
みなさんの足元には沢山のわかさぎがいました。そこで、みっちゃんが試しに釣ってみようと、糸を垂らすと
いとも簡単にわかさぎを1匹釣り上げました。うーん、達人達の仲間は、やっぱり達人でした。そのあと丁寧につり方を教えてくれました。
本当は、その場で天麩羅を予定していたのですが、釣れ始めたのが遅かったので、天麩羅は
帰ってからのお楽しみになりました。

行きと違って、道路には雪は全く残ってなく、チェーンなしでも大丈夫でした。

途中の伊香保で立ち寄り温泉に入ってからの帰宅になりましたが、家に着いたのは
10時くらいだったでしょうか、帰りは高速で渋滞にはまってしまったので、休憩を兼ねて
サービスエリアで仮眠をとったりとゆっくり帰って着ました。
持ち帰ったわかさぎは天麩羅とから揚げにしてビールと一緒に頂きました。
自分で釣ったという事もありますが、新鮮でとってもおいしかったです。

来年は「その場で天麩羅」に挑戦です!
ホントに楽しかった!!