準備・出発編

『そもそも･･･』

　事の始まりは「Uさんがハワイで結婚式を挙げるのに招待されているんだけど、由花も行く？」というYの言葉でした。
その時は「いかない」と即答。未だかつて海外旅行は経験のない私。海外への憧れはあっても、ハワイへの憧れは全くなかったので、何の未練もなく返事をしました。

　Yも私が、そいういう返事をするだろうな･･･と思っていたらしく、
やっぱりね、という感じでその話は終わったはずだったのですが･･･暫くして、再度お誘いがありました。

　何でも、一緒に行くはずだった人が、奥さんと奥さんのお兄さん夫婦も一緒にハワイを楽しむ事になったようで、さすがにそこにYが入る事は、無理無理無理（笑）

　1泊2日、せめて2泊3日ならば、1人でも楽しめそうですが、
4泊6日、馴染みのない国で1人で過ごすのはちょっと･･･ね。
という事で再び白羽の矢が立ったという訳です。
それに、ツアーで申し込むと1人よりも2人の方が安くなるというのも誘われた（大きな）理由の1つだったようです。

『ハワイを調べる』

　さーて！いざ行くとなると、初めから乗り気だったように盛り上がる私（笑）
ハワイというと、やっぱりマリンスポーツかぁ!?1度海の中に潜ってみたかったんだよね！そうそう鯨も見てみたいよ！

　そもそも、ハワイってどんなところなんだろう･･･いくら日本人ばかりで、日本語が飛び交っているハワイでもアメリカは、アメリカ。
注意しなきゃいけない事もあるだろうし･･･。と早速インターネットで調べる事に。

　それにしても、ハワイに行く人は沢山いるんだなぁ･･そしてハワイに魅了されている人も。

　旅行記など、ハワイについてのHPはとても多くて、どれも楽しく勉強になりましたが、特に私がお世話になったHPを2つ程紹介します。

　○ハワイの歩き方　基本的な事は、ここでバッチリです。
　○教えてgoo　ここで検索すると、なかなか人に聞けないような事も質問できたりするのでとても便利でした。（ちなみに私は「ハワイ」で検索をしました）

　熱しやすく冷めやすい私。
毎日のようにハワイサイトをチェックし、毎晩のように「ねぇ、バスってどこから乗るか知ってる？」とか「タクシーに乗ったら、TIPはどれだけ払うでしょうか？」などなど質問し、
知っている訳がないのを知りながら「え～知らないのぉ･･･！」と得意げに、ちょっと前に仕入れた知識をひけらかしていた日々も過ぎた頃、Yから「パスポート申請したの？」の反撃が。

　そっか、パスポートかぁ･･･。残念！日本脱出も無理斬り！肝心な事を忘れていた私です。

『パスポートと＄札』

　何かの手続きをとったりするのが大嫌いな私は、どうにかして自分がいかなくてもパスポートの取れる方法はないものかと、またまたインターネットに向かいました。

　何と！生まれたばかりの赤ちゃんでさえ、パスポートを受け取るには本人がいかなければいけないのか･･･！
受付カウンターまでは、お母さんに抱かれて行くんだろうけれども、最終的に、お姉さん（私はおばさんでしたが）から受け取るのは、赤ちゃん本人なのか･･･

　これは、具合が悪くなったくらいじゃ代理は無理だろうな･･･しょうがない、自分で行く事にしよう。

　パスポートを申請する時の注意は、いろいろあるようですが、私のような長音を含む名前を持っている人は、「OKUSA」にするのか「OHKUSA」にするのかで申請書の枚数が違うのにびっくりでした。

どちらを選ぶかは好みなのですが、家族は同じ方を選ばないと、一緒に旅行したときに、入国審査で足止めされる場合はあるので注意だそうです。

　さてさて、ハワイには限らないようですが、海外ではまとまったお金は持ち歩かないのが基本のようです。
とは、言っても全く持っていかない訳にはいかないので、換金する事に。私たちが利用したのは、新宿ルミネ内にある両替所です。

　これは、ハワイに行ってみてですが、レストランでの食事やまとまった買い物をカードで支払おうと思っている人は、$100札は必要がないです。

何か、オプションを付けてその支払いが現地で現金払いという事であれば使えると思いますが（私たちがそうでした）そいういう事がなければなかなか出番はないお札のようです。

『出発の日』

　そんなこんなで、気が付けば出発の日。温泉などの、ちょっとした旅行だと、直前まで全く用意をしない私ですが、海外でもそうだとは思いませんでした（笑）　”どこに行くか”ではなく”どんな性格が”という事なんだな、きっと。

　成田空港までの行き方はいろいろあるようですが、今回は成田エクスプレスを利用しました。
海外も初めてなら、成田エクスプレスも初めてです。
普通の電車と大きく違うところは、乗車口に旅行ケースが入る大きな棚があるところでしょうか。

　新宿から乗ると、1時間30分くらいで空港に着くようですが、
ここは、この旅が楽しいものになるのを祝ってビールで乾杯（おいおいもう飲むのかよ・笑）あ、っという間に空港に到着です。

　成田空港といえば、父が視察（ホンとか？）でヨーロッパ旅行に行った時の見送りに母と来た事があります。

　今では、中国など、海外への出張もある父ですが、その時が初海外だったので、母と車で見送りに行きました。
でもでもでも、何で飛行機ってゲートをくぐってから飛び立つまでに、あんなに時間がかかるのでしょうか･･･

　最初は、飛行機が飛び立つまで、待っていようと言っていたのですが、いい加減時間がかかるので「よし、あの飛行機にパパが乗っている事にして手を振ろう！」という事に。
この母にして、この娘ありです（笑）。いやぁ～懐かしい。

『搭乗』

　空港にはたくさんの旅行カウンターが並んでいて、そこで搭乗チケットを受け取ります。その時に｢窓側、通路側のご希望はございますか？」と聞かれたので、窓側を希望すると、「お2階の席でよろしければご用意できますが」と言われて?????

　2階にもエコノミーがあるって事かな？それとも、もしかしてビジネスクラスって事!?よく分からないまま、お礼を言って受け取りました。

　荷物を預けて、空港内をブラブラしていると、あっと言う間に搭乗時間がやってきました。

　私た見ていた旅行記の中は、空港内にある、無料のインターネットカフェが話題になっていましたが、そこは、免税店を抜けた端にあり、PC1台につき、1人分のパスポートのコピーをとられます。時間がなく、ちょっとしかできませでしたが、実は、インターネットカフェも初体験。

　さて、ついに飛行機に搭乗です。気になる座席というと、飛行機の頭の部分というか、鼻先というか、先頭の2階が私たちの席でした。

　「これってエコノミー？」飛行機自体が初めてなので、どんな席がエコノミーか分からない私。恥ずかしいので、小さい声でYに聞くと、「多分ビジネスだよ、エコノミーってもっと狭いから、良かったね」とやはり小さい声で返ってきました。
　
　足も伸ばせるようになっていて、よく行く映画館のプレミアスクリーンの席に似ていると思いました。ゆったりと座れるので、窮屈という事は全くなく、この席を選んでくれたお姉さんに感謝感謝です。

　ちなみに私たちが利用したのは「チャイナ・エアライン」でそこでは、ビジネスクラスではなく、ダイナスティクラスという名前になるそうです。
　
　さぁ～て、シートベルトを締めてドキドキの出発です。
行ってきま～す!!