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 『スキューバダイビング』

 今日もおもいっきり良い天気です。
ハワイを楽しめる最後の日は体験ダイビングから始まります。ホテルまで向かえに来てくれた車の中には、すでに何組かのグループでいっぱいでした。私たちは一番後ろの席に座ります。

 目的地までは1時間くらいと案内されました。あれ?どっかで見たことのある景色が…と思ったら、途中までは昨日バイクで通った道でした。(笑)

 目的地に着くと、更に沢山の人たちがいて、コースごとに名前が呼ばれます。そこまでは、順調だったのですが、そこから実際に海にでるまでにかなり待たされました。

 何の説明もないので、どこかに行くこともできず、目の前の海でバナナボートで遊ぶ人たちを眺めていたのですが、どうやらその人たちが同じ体験ダイビングを申し込んでいて、その人たちを待っている状態だったようです。

 私たちが申し込んだオプション会社では、単品でも申し込めますが、中にはマリンスポーツを2つ、3つ組み合わせる事が可能なのですが、送迎は1つの人も2つの人も一緒らしく、待たされている方は、ちょっとムっ!です。

 まぁ、しょうがないのかもしれませんが、せめて先に説明があればいいのに、と思ったのは私だけでしょうか・・・

 『うーん、イメージと違うなぁ・・・』

 船に乗り込んだのはキャプテンとインストラクターの人が2名と申し込みをした人たちが15名でした。その中の2名はライセンスを持っているらしく、私たちとは別になります。

 スーツが配られ、潜る時の注意点などの説明が終わる頃、1回目に潜る場所に到着です。まずは、2人づつインストラクターの人と一緒に紐を辿って海の底までいきます。順番は適当に決められ、私たちは6番目でした。10mくらいでしょうか、最初はうまく息が吸えていない気がして怖かったですが、逆に下に潜って行くほど冷静になるのが不思議でした。

 いったいどんな世界が見えるのか!!と期待で一杯だったのですが、残念ながら海はすごく濁っていて、魚が泳いでいるのが何となくわかるというものでした。しかも潜っている時間はわずか5分!あっという間に交代です。

 順番を待っている間は、シュノーケルで遊んでいる事もできるのですが、海に入るという楽しみはあるものの、思い描いていた海とは違うためか、入ってもすぐに船に戻ってきてしまう人たちの方が多かったです。

 このころになると、船酔いで横になる人も何人かでてきました。横になるほどではありませんが、私もちょっと気分が悪かったです。乗り物に弱い人は酔い止めを飲んだ方がいいかもしれません。

 『これだよ、これ!』

 全員が回ると、次のポイントに移動です。2箇所目は酸素タンクを2本で申し込んだ人のみで、外国人のグループ4人と、日本人は、何と私たちだけでした。

 あまり期待しないで、タンクを背負ったのですが、さっきと違うのは、ビニール袋に入った魚の餌らしきものをキャプテンに手渡されました。今度は、紐を伝っていくのではなく、インストラクターの人が両腕に私とYを掴んで海に潜ります。

 別世界です。1回目とは比べようがないくらいの美しい世界が目の前に広がりました。何といっても海の透明度が違います。綺麗な色の魚たちが群れをなして遊んでいるかと思うと、私の横を海ガメがゆうゆうと泳いでいきます。これは素晴らしい!思わず声を出してしまいそうなくらい感動です。

 更に、さっきもらった餌をYが取り出すと。“どこにいたんだ!?”というくらいの魚が集まってきました。Yの姿が見えないくらいです。別の意味での別世界(笑)半分餌をもらって、私も魚の餌食に…。

 時間的にも20分くらい潜っていたようです。船に上がっても興奮はおさまらず、すぐにYと感動を分かち合いたかったのですが、他の人たちはこの綺麗な海を体験できないのを思い出し、喉まで出掛かった言葉を飲み込みました。

 でも、席に着くと夫婦で参加していた旦那さんが、「海ガメは見れた?」と声をかけてきたので、抑えながらも感動した事を伝えました。「やっぱり2本じゃなきゃだめなんだな…きっと」と旦那さんがつぶやきました。

 本当です。参加人数にもよるんだと思いますが、最初の1本だけで終わっていたら、私は間違いなく今後はスキューバダイビングはやらないと思うし、こういうような状況がある程度分かっているなら、最初から2本を薦めてくれればいいのにと思いました。

 でも、さっきの海ガメ(?)が、何度か顔を出しながら泳いでくれたので、他の人たちからも、楽しそうな声が沸きました。

 『これも食べなきゃね』

 帰りは14時くらいにワイキキに着きました。行きと違って、まとめて降ろされましたが、チーズバーガー・イン・パラダイスにハンバーガーを買いに行こうと思っていたので、それなりにラッキーな場所です。

 夜はディナークルーズのオプションがあるので、2人で1つをテイクアウトしました。ハンバーガーも楽しみにしていた食べ物の1つです。やはり大きいですね。ここは思い切ってかぶりつきましょう!

 『ナイトクルージング

 ハワイ最後のご飯は、夕日をみながら船の上で食べる事にしました。と、いってもディナークルーズはピンからきりまであります。私たちが申し込んだのは、正装が必要な豪華ナイトクルージング!ではなく(笑)船も料金も控えめなナイトクルージングです。

 送迎は「豪華…」の人たちと一緒なので、かなりの大人数になります。港に着くと、まず目に入るのが大きな豪華客船です。「おぉ!」でもこれは私たちの船ではありません。同じ船に乗り込む人たちは1列に並んでわき道を歩きます。

 暫く行くと、目の前に「鹿島丸」という漁船が現れました。…まさか、これ?一瞬目の前が真っ暗になりましたが(笑)鹿島丸ではなく、その隣の船でした。(大きさ的には一緒かも・笑)乗る前に一グループごとにキャプテンと写真撮影です。

 『我が村へようこそ』

 私たちはカップルプランで申し込んだのですが、このプランだと窓側のいい席に案内してくれるようです。しかも、3組はショーのまん前で、私たちはその席に案内されました。ショーと言っても舞台がある訳ではなく、テーブルがない場所があって、おそらくそこで何が催されるのだろう…というくらいの場所です。(笑)

 いよいよ船が動きだしました。おじさん2人による演奏でディナーも始まります。

 メニューはというと、料金の割りには豪華なものだったように感じました。このプランだとシャンパン1本とドリンクも2杯ずつ付いてくるので、飲めない事はあっても(殆どの人がそうだと思います)足りないという事はまずないと思います。

 途中から雲が出てきてしまって、夕日は海に沈んでいくのではなく、雲に消えていったのは残念でしたが、暗くなったワイキキの町並みはとっても綺麗でした。

 このクルージングを一言でいうと初めて訪れた村で歓迎を受けている私たちといった感じです。私たち3組がお客様で周りにいる人は全て村の人って感じです(笑)裸のお兄さんがでてくるたびに興奮するおばさんグループも村の人。船によって寝ている子供も村の子供。

 歓迎(笑)のショーは、行事行事によって踊りがあるのだろうな…と思わせる様々なものでした。綺麗なものや楽しいもの、また神秘的なものと、いろいろ鑑賞できたのは良かったと思います。ただ、最後に“さぁ〜皆で踊りましょう!”はいらないかな…(笑)その分もっとゆっくりと食事を楽しみたかった感はありましたが、全体的には大満足でした。

 『忘れ物がないように・・・』

 とうとう最後の夜になってしまいました。部屋に帰って、荷物をまとめます。お土産のチェックも終わり、行きはあんなに軽かった旅行ケースがパンパンになって、重い重い。

 帰り支度が終わると、最後のTIPをサイドテーブルに置きました。今回のベッドメイキングのTIP代は2人で$5置いていたのですが、今日が最後だからか、"Thank you for a many Tip for every day.”というメモが残っていました。

 私たちも、最後に何か一言書こう!と思ったのですが、素敵な言葉が分からなかったので、一言"Thank you”と残しました。はっはっは!語学力の無さが身にしみます(笑)

 
『最後はベランダで・・・』

 さすがに夜の海は真っ暗ですが、ベランダから見える夜景がとても綺麗です。振り返ってみると、4日間なんて、あっ!という間でした。オアフ島だけでも、まだまだ行ってみたいところが沢山残っているんだよな・・・
「また、来たいね」
「また、来よう」
真ん丸なお月様に、誓いをたてながら、最後の夜が更けていきました。

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船が出る港はこんな感じ
船は大きな橋の下を通って海にでます。
暫く行くと、陸も遠く回りは海だらけです。
思ったより重い酸素ボンベです。
これを背負って海の中へ
でかい…これを重ねると
(マウスを乗せてください)
やはりでかい!(笑)
海からみるワイキキも良い感じです。
2杯づつサービスされるドリンクですが、
1杯づつしかのめませんでした。
豪快な料理にびっくりです。
ロブスターは美味しかったけど、
お肉はちょっと硬かったかな。
残念ながら、
夕日は雲の中に消えていきました。
ベランダから見える夜景も素敵です。
見事な腰…
いや、見事なダンスの数々にウットリです。