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 『エッグスン・シングス』

 6時半起床。今日はバイクを借りてオアフ島ツーリングです。その前に、オアフ島で一番有名なカフェ「エッグスン・シングス」でパンケーキとオムレツの朝ごはんです。7時15分くらいに、お店に着いたのですが、既に列が・・・ここの営業時間は面白く、23時から翌日の14時までになります。

 15分くらい待ったでしょうか、初めは真ん中の席に通されたのですが、大人数のお客さんがいる為に、すぐに窓側の席に移されました。かえってラッキー!

 オムレツも種類がありますが、その他にも目玉焼きやスクランブルエッグにソーセージやベーコンが付くものもあります。まずは、どれかを選んで、それに、パンケーキかポテトかライスのどれかを付ける事ができます。とにかく量が多いので、1つをシェアーする人が多いようです。
 
 テーブルにはパンケーキにかけるメイプルシロップや、ジャム。卵にかけるケチャップなどが所狭しと並んでいますが、その中にミートソースのようなものがあって、これがとても美味しかったです。どちらかというと、チリに似た感じで結構辛いです。うーん朝からビールが飲みたくなるなぁ(笑)夜中にやっている意味がわかりました。

 
『虹の国』

 感動しながら、食事をしていると、窓の外は大雨が降ってきました。スコールはハワイではちょくちょく起こります。日本では考えられないです。"バケツをひっくり返したような…」というのが日本の雨だとすると、お風呂くらいはひっくり返っています(笑)。

 でも、本当に、あっと言う間にやみますし、濡れたとしてもすぐに乾きます。そして、スコールが降ると、必ずと言って良いほど虹を見る事ができます。それも、うっすらちょこっとではなく、まるでマリオゲームのヨッシーが出す(分かんないだろうな・笑)虹のように大きくて綺麗です。そんな虹を見るたびに、ハワイは虹の国だなぁ…と感じました。

 ハワイというと、1年中お日様が照っているイメージがありましたが、結構雨量が多いと聞いてびっくりです。私たちがいた時は、お天気に恵まれ、用意していった傘を使う事はありませんでしたが、続く時は何日も降るそうです。
 
 
『ハワイでレンタル』

 さーて、お腹もいっぱいになったし、雨も止んだし、バイク屋さんに向かいましょう。エッグスン・シングスからレンタル屋さんまでは、歩いて5分くらいでした。日本の人が経営しているレンタルバイク屋さんでバイクを借りました。第一印象は、悪い意味ではないんですが、何故か"似非関西人”という印象を受けてしまいました(ごめんなさ〜い)でも、とてもいい人でしたよ。もちろん日本語はOKです。

 ハワイで車やバイクをレンタルする人は多いですが、バイクは信じられないくらい料金が高いです。何故かというと、事故がとても多いからだそうです。事故と言っても大きなものではなく、追突事故が殆どで、車だと、ちょっと追突されても、車も人も大丈夫ですが、バイクになると、ちょっと追突されても倒れてしまって、バイクが壊れたり、人がケガをしたりと保険が高くなってしまうんですね。

 追突する車は、ガイドブックや地図を見ながら運転する観光客だそうです。気持ちは分かりますが、余所見運転は危ないので気をつけなければいけないですね。


 『それでは、レッツゴー!』

 オアフ島を右回りに一周する、このツーリングは、とくに目的を決めず、気になった所でバイクを止めようというものです。ワイキキの繁華街を抜けると、まるで絵の具をこぼしたような、透明感のある青い海が目の前に広がってきました。

 どこまでの続く海に沿ってバイクを走らせると(私が走らせている訳ではありませんが・笑)何台か車が止められるスペースがあり、そこでは、サーフィンボードを車から取り出し海に向かう人や、既に海に臨み、休憩の為に陸に上がってくる人達で賑わっていました。

 私達も景色を楽しもうとバイクを止め、暫く海を眺めていました。海というと、最近やり始めた釣りで行く東京湾か、小さいころに遊んだ静岡の御前崎付近の海しか記憶になく、どちらも、「絵の具をこぼしたような・・・」という海には程遠かったので、その感動は改めてハワイに来たんだと大満足です。

 また暫くバイクを走らせると、今度はちゃんとした駐車場が設備されている浜辺がありました。一見海水浴場かと思ったのですが、遊泳禁止の立て札が立っていて、遊んでいるのは、サーフィンなどボード系の人たちでした。

 遊泳禁止の所でもサーフィンならいいのか?と、あまり(全く)マリンスポーツに造詣が深くない私は思いましたが、ちゃんと見張り台の上には真っ黒に焼けたお兄さんが座っていたので、気にすることもなく見学しました。

 その時の映像はこちらです。ハワイの波の音と共にお楽しみ下さい。

 どこに止まってもビューポイントになってしまう海沿いツーリングは、いちいち止まっていると、とても8時間で1周できない事に気付き、素直にツーリングを楽しむ事にしました。

 ところどころ海で楽しむ人たちに出会いましたが、観光客の姿は1人も見当たりませんでした。ワイキキを脱出してしまうと、オプションに使われている場所以外は、本当に外国です(笑)

 『風になってるぅ・・・(笑)』 

 先も書いた通り、ヘルメットなしでOkなので、その開放感は本当に気持ちのいいものです。道も拓けた町が近くなると車も多くなってきますが、前も後ろも一台もいないというところも多々あります。

 
ここは、以前からバイクの後ろに乗っていて、一度やってみたかった事をしよう!見通しのいい道で、前後左右誰もいない事を確認すると、大きく両手を広げました。(※良い子はマネしないでね!)ちょっと前だと、ハリーポッターアズカバンの囚人でヒッポグリフに乗ったハリーでしょうか。もっと前だとタイタニック?更に昔だとネバーエンディングストーリーのファルコン。と私が思いつくのはこのくらいですが、この気持ちのよさはやってみないと分からないと思います。(※良い子はマネしないでね!)

 すれ違うのは、車だけではありません。私たちと同じようなバイク乗りたちとすれ違うこともよくありました。単独のバイクもあれば、連なって列を作っているバイクたちもあります。どこでも、そういう習慣はあるようですが、ハワイでも、バイク乗り同士がすれ違う時にする挨拶があります。

 片手を出すところは一緒ですが、手の形はピースのような形だったり、“アロハ”の意味の親指と小指だけを立てて手を振るものだったり、ただのパーだったりします。余程の事がない限りは100%に近く、挨拶をしてくれるし、こちらからすると返事を返してくれます。

 最初はちょっと恥ずかしかったのですが、一度やってしまうと、挨拶するのが楽しくて楽しくて…!バイク仲間っていいなぁ…何て、また感動です。(あんたは後ろに乗っているだけですからぁ〜!残念!!はご遠慮下さい・笑)

 「そりゃないんじゃない?」 

 目的は決めていないと書いたこのツーリングですが、2箇所だけ行ってみたいところがありました。1つは、オアフ島ノース・ショアにあるクアアイナ・サンドイッチとうハンバーガー屋さんです。日本でも青山に出店しているらしいですが、とても美味しいと聞いたので、本場で食べてみようと楽しみにしていたところです。

 しかぁ〜し!いざ、行ってみるとそんなお店は影も形もなく…いや、影はありました(笑)跡地と思われるところに、ハンバーガーもやっているお店はありました。何故?ガイドブックにも載っているのにぃ。(涙)しかたがないので、そこでお昼を食べようか、と思っていたのですが、お肉の焼ける匂いをかいだ途端に食欲がなくなる私たち。

 何故?もしかして夏バテ?夏バテというかどうかは分かりませんが、ずっと暑い中走っていたので、お肉などのボリュームがある食べ物には、一気に食欲がなくなりました。

 そうか、これか!私は、昨日のエステの運転手のおじさんが、「おじさんくらいになると、この暑さの中にずっと住んでると、お肉を食べようという気はなくなっちゃうんですよ!」と言うのを思い出しました。好きなものは冷やし中華と言っていた、おじさん。確かに、おそうめんだったら食べれるかも…。気持ちもいいけど、思わぬ落とし穴のあるツーリングです。

 既に13時を回っていたのと、食欲もなく、お目当てのお店でもなかったので、飲み物だけ買って先を進む事にしました。汗がすごく出るので、水分はちょくちょく摂る事をお勧めします。

 海沿いを走ってきた前半ですが、後半は内陸地を走ってワイキキを目指します。ちょうどドールのパイナップル畑を突っ切るコースです。走っている時は、風がとても気持ちがいいとはいえ、さすがに何時間も太陽の光を浴びていると、日焼け止めをちょくちょく塗っていても体に熱がこもってきます。

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名前を告げると順番待ち用に渡されるのが
これです。
名前を呼ばれても分からなかった場合に
鳴らされます。
とってもフワフワなパンケーキ!
専用の粉も売っています。
日本のオムレツは山になっているものが
多いですが、横に広いというか、
フライパンサイズとでも言うのでしょうか・・・
とっても美味しいですが、とにかく大きい。
調味料は充実していて、
いろいろな味が楽しめました。
日本で予め予約もできますが、
私たちは前の日に予約しに行きました。
憧れのハーレー・ダビットソン!
しかも新車です
お店の人から何度も「転ばないでね」と
言われました。心配なんだろうなぁ(笑)
ハワイの標識はこんな感じです。
地元の人たちしかいない海
この辺りで風になりました(笑)