どこまでの続く海に沿ってバイクを走らせると(私が走らせている訳ではありませんが・笑)何台か車が止められるスペースがあり、そこでは、サーフィンボードを車から取り出し海に向かう人や、既に海に臨み、休憩の為に陸に上がってくる人達で賑わっていました。
私達も景色を楽しもうとバイクを止め、暫く海を眺めていました。海というと、最近やり始めた釣りで行く東京湾か、小さいころに遊んだ静岡の御前崎付近の海しか記憶になく、どちらも、「絵の具をこぼしたような・・・」という海には程遠かったので、その感動は改めてハワイに来たんだと大満足です。
また暫くバイクを走らせると、今度はちゃんとした駐車場が設備されている浜辺がありました。一見海水浴場かと思ったのですが、遊泳禁止の立て札が立っていて、遊んでいるのは、サーフィンなどボード系の人たちでした。
遊泳禁止の所でもサーフィンならいいのか?と、あまり(全く)マリンスポーツに造詣が深くない私は思いましたが、ちゃんと見張り台の上には真っ黒に焼けたお兄さんが座っていたので、気にすることもなく見学しました。
その時の映像はこちらです。ハワイの波の音と共にお楽しみ下さい。
どこに止まってもビューポイントになってしまう海沿いツーリングは、いちいち止まっていると、とても8時間で1周できない事に気付き、素直にツーリングを楽しむ事にしました。
ところどころ海で楽しむ人たちに出会いましたが、観光客の姿は1人も見当たりませんでした。ワイキキを脱出してしまうと、オプションに使われている場所以外は、本当に外国です(笑)
『風になってるぅ・・・(笑)』 先も書いた通り、ヘルメットなしでOkなので、その開放感は本当に気持ちのいいものです。道も拓けた町が近くなると車も多くなってきますが、前も後ろも一台もいないというところも多々あります。
ここは、以前からバイクの後ろに乗っていて、一度やってみたかった事をしよう!見通しのいい道で、前後左右誰もいない事を確認すると、大きく両手を広げました。(※良い子はマネしないでね!)ちょっと前だと、ハリーポッターアズカバンの囚人でヒッポグリフに乗ったハリーでしょうか。もっと前だとタイタニック?更に昔だとネバーエンディングストーリーのファルコン。と私が思いつくのはこのくらいですが、この気持ちのよさはやってみないと分からないと思います。(※良い子はマネしないでね!)
すれ違うのは、車だけではありません。私たちと同じようなバイク乗りたちとすれ違うこともよくありました。単独のバイクもあれば、連なって列を作っているバイクたちもあります。どこでも、そういう習慣はあるようですが、ハワイでも、バイク乗り同士がすれ違う時にする挨拶があります。
片手を出すところは一緒ですが、手の形はピースのような形だったり、“アロハ”の意味の親指と小指だけを立てて手を振るものだったり、ただのパーだったりします。余程の事がない限りは100%に近く、挨拶をしてくれるし、こちらからすると返事を返してくれます。
最初はちょっと恥ずかしかったのですが、一度やってしまうと、挨拶するのが楽しくて楽しくて…!バイク仲間っていいなぁ…何て、また感動です。(あんたは後ろに乗っているだけですからぁ〜!残念!!はご遠慮下さい・笑)
「そりゃないんじゃない?」
目的は決めていないと書いたこのツーリングですが、2箇所だけ行ってみたいところがありました。1つは、オアフ島ノース・ショアにあるクアアイナ・サンドイッチとうハンバーガー屋さんです。日本でも青山に出店しているらしいですが、とても美味しいと聞いたので、本場で食べてみようと楽しみにしていたところです。
しかぁ〜し!いざ、行ってみるとそんなお店は影も形もなく…いや、影はありました(笑)跡地と思われるところに、ハンバーガーもやっているお店はありました。何故?ガイドブックにも載っているのにぃ。(涙)しかたがないので、そこでお昼を食べようか、と思っていたのですが、お肉の焼ける匂いをかいだ途端に食欲がなくなる私たち。
何故?もしかして夏バテ?夏バテというかどうかは分かりませんが、ずっと暑い中走っていたので、お肉などのボリュームがある食べ物には、一気に食欲がなくなりました。
そうか、これか!私は、昨日のエステの運転手のおじさんが、「おじさんくらいになると、この暑さの中にずっと住んでると、お肉を食べようという気はなくなっちゃうんですよ!」と言うのを思い出しました。好きなものは冷やし中華と言っていた、おじさん。確かに、おそうめんだったら食べれるかも…。気持ちもいいけど、思わぬ落とし穴のあるツーリングです。
既に13時を回っていたのと、食欲もなく、お目当てのお店でもなかったので、飲み物だけ買って先を進む事にしました。汗がすごく出るので、水分はちょくちょく摂る事をお勧めします。
海沿いを走ってきた前半ですが、後半は内陸地を走ってワイキキを目指します。ちょうどドールのパイナップル畑を突っ切るコースです。走っている時は、風がとても気持ちがいいとはいえ、さすがに何時間も太陽の光を浴びていると、日焼け止めをちょくちょく塗っていても体に熱がこもってきます。